SPECIALITY一覧

SP000051

アメデオ・ベルディーニ(Amedeo Berdini, 1919–1964)は、イタリアのドラマティック・テノール。1948年頃サン・カルロ劇場でデビュー。歌曲や宗教曲でも活躍し、1952年法皇ピウス12世の御前演奏に出演した他、フルトヴェングラー指揮サンタ・チェリーリア管弦楽団による《第九》のソリストにもなっている。1964年にはサン・カルロ劇場の《カヴァレリア・ルスティカーナ》や《道化師》に出演したが、病によって急逝した。録音は少なく、チェトラの歌劇録音の脇役にとどまるが、RAI(イタリア放送)の歌劇放送には数多く出演したという。103×148mm 光沢印画紙。達筆すぎて読めませんが、白インクによる献辞と署名。

¥ 20,000

SP000050

フランコ・ベヴァル(1904-1962, Franco Beval)は、ポーランド出身のドラマティック・テノール。1935年ワルシャワ歌劇場でデビューした後、1940年スカラ座でデビュー。コヴェントガーデンなどヨーロッパ各地の歌劇場にも出演した。ポーランド出身で最も成功したドラマティック・テノールと言われている。104×146mm 印画紙プリント。達筆すぎて読めませんが、青インクによる献辞と署名、1953年の日付。

¥ 20,000

SP000049

アルド・ベルトッチ(Aldo Bertocci, 1915–2004)は、1940年代から70年代にかけてイタリア・オペラを中心として主にスカラ座で主役、脇役を演じ、現代オペラの初演にも多数参加。1960年にはカナダでオテッロ役も歌った(以上、フランコ酒井著『失われた声を求めて』より)。105×150mm 光沢印画紙。青インクによる署名。

¥ 15,000

SP000048

イワン・コズロフスキー(Ivan Kozlovsk, 1900-1993)は、レメシェフと並び称されたロシアの大リリック・テノール。この両テノールはボリショイ劇場でのダブルキャストも多く、観客はコズロフスキー派、レメシェフ派と分かれて劇場外でも侃々諤々であったといいます。また、テノール歌手らしく大の女好きとして知られ、コズロフスキーの来るパーティーに若い女の子は連れていけないと言われたとか。107×158mm 光沢紙プリント。1950年代ロシアでのプリントと思われます。

¥ 12,000

SP000034

1996年5月13日、ロンドン・ウィグモア・ホールでの演奏会プログラムを額装したものです。亡くなるおよそ半年前の演奏で、おそらく最後の演奏会となったものです。贔屓目とはいえ、晩年の姿を捉えた写真には心打たれるものがあります。フレームのサイズは大衣サイズとして、少し余白を多めに取っています。裏面はプログラム保護の観点から青紙で封をしてあります。画面上の白い点は照明の写り込みです、ご了承下さい。

¥ 15,000

SP000045

17世紀に描かれたブルガリアに現存するイコンの名作を手描きによって複製したものです。特定はできませんでしたが、おそらくネセバルの聖ステファン教会内のイコンの複製と思われます。板の傷みなども再現しています。裏面に証明シールが貼られており、作者はMonika Aserova(120✕160mm)

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SP000033

フルトヴェングラーのサイン入りの大判写真(額装済み)です。

比較的大きい署名と献辞、その下には1930年3月19日と日付が書き込まれています。献辞は達筆故に読めませんでした。写真は、当時音楽家の写真を多く残したウィーンFayer社製で、比較的有名なフルトヴェングラー若き日の写真です。

サイズは180×238mmと大きな版で、当時のことですから版(フィルム)から直接密着プリントしてあるものと推測されます。コンディションは、上部の中央付近に水濡れのようなもので傷んだような跡があり、四隅には鋲で留めた跡の穴が開いています。上部の傷みは残念ですが、鋲の跡などは署名を受け取った人が大事に飾っていたことが偲ばれ、これはこれで味わいがあると思っています。角などにもわずかな折れ跡などがありますが、その他に目立った傷みはほとんどありません。

いずれにしましても、これだけ大判かつ有名な写真に署名が入っているものは、相当に貴重なものと思われます。額縁は半切りサイズ、美術館とも取り引きのある工房に額の選定から依頼し、裏は青紙で封をしてあります。

SOLD

SP000047

17世紀に描かれたブルガリアに現存するイコンの名作を手描きによって複製したものです。おそらくは、壁画で有名なヴェリコ・タルノヴォの聖ペテロ・パウロ教会内のものの複製ではないかと思います。裏面に証明シールが貼られており、作者はSava Steffanov(210✕295mm)

¥ 40,000

SP000042

Fonofilm A-25D、Ortofon赤エンブレムです。「FONOFILM」カバーでシリアルナンバーもかなり若い番号となりますが、4ピン出力仕様となっており、シェルそのものも後期型となっています。純正、非純正は分かりませんが、おそらく1度はメンテナンスによってケース交換がなされているものと推察されます。古いシリアルナンバーのもの特有の押し出しが強く、良くも悪くもアクの強い音ですが、大変魅力的に感じられます。シェル交換ということで価格は若干安くなっていますが、初期のOrtofonの音が聴けるという意味では貴重です。針先は使用僅少、ダンパー交換済です。

SOLD