SPECIALITY一覧

SP000053

フェルッチョ・タリアヴィーニ(Ferruccio Tagliavini, 1913-1995)はイタリアのリリック・テノール。イタリア歌劇団公演などで数度来日し、力強く豊かな表現で観衆を魅了した。殊にリサイタルでの甘い歌声は語り草となってる。105×146mm 光沢印画紙プリント。《メフィストフェレ》より。黒が強い写真なので見難いものの、青インクによるサイン。

¥25,000

SP000064

EMT Studiotechnik ドイツ時代後期のOFD-65未開封品。78回転SP盤用のカートリッジとなります。EMTのOFDシリーズは、元々EMTがOrtofonへ設計製造依頼したもので、その後自社で製造するようになってから現在に至るまで、初期設計の頃と同じ構造を保っています(おそらくコイルの巻線まで同じ仕様と思われます)。ある意味生きた化石のようなカートリッジで、製造中止の憂き目に遭うまでは、初期Ortofonに最も近い現行品カートリッジ、という地位を保っていました。ただ、カンチレバーはEMT独特の形状をしており、縦揺れ(ソリや凸凹など)に対するトレース能力はOrtofonに比べて格段に優れていました(この辺り見事な業務用設計です)。そのため、製盤不良やソリの多い78回転SP用にはかなり使いやすいカートリッジとなっています。製造は2000年代初めから中頃と思われます。ケースのシールに手書きされているシリアルとアルミカバーのシリアル刻印も同一です。OFDシリーズはドイツ時代末期から製造中止となっていましたが、その後業務縮小の上、スイスの企業に買収されましたので、残念ながら相当なオーダー量が見込めなければ、再生産の可能性は望み薄です。

¥85,000

SP000046

17世紀に描かれたブルガリアに現存するイコンの名作を手描きによって複製したものです。有名なリラの僧院にあるイコンの複製のようです。リラには多くのイコンがある他、イコン博物館なるものもあるようです。裏面に証明シールが貼られており、作者はMonika Aserovaで(155✕220mm)。

¥30,000

SP000073

イダ・ヘンデル(Ida Haendel、1928- )の手紙。ノートを切り取った紙のようです。達筆ゆえ内容が判然としませんが、フランス語で書かれています。1954年3月30日の日付と署名。121×170mm 墨色インクによる直筆。

¥20,000

SP000052

ジュゼッペ・タッデイ(Giuseppe Taddei, 1904-1962)は、ジェノヴァ出身のバリトン。1936年のセラフィン指揮の《ローエングリン》でデビュー。戦争による中断を挟んで、1945年ザルツブルク、1946年にはウィーン国立歌劇場にデビューした。1986年ウィーン国立歌劇場における40年間の歌唱を表彰され「宮廷歌手」の称号を授与された。1956年第1回イタリア歌劇団公演のメンバーとして来日した他、1995年に藤原歌劇団の招きで約40年ぶりに再来日をしている(以上、Wikipaediaから抜粋)。122×167mm 印画紙プリント。達筆すぎて読めませんが、白インクによる献辞と署名。1954年の日付。

¥20,000

SP000077

おそらく1951年シーズンのベルリン・シラー劇場のパンフレット、プログラムとチケット半券。演目はホフマンスタールの『エディプス王』戯曲のプログラムだが、注目すべきはパンフレットにあるフルトヴェングラーの写真。147×208mm 24ppのパンフレット、見開きプログラムにチケット半券。

¥3,000

SP000043

Ortofon Type ABカートリッジ、黒色となります。C-25Dの項でも書いた通りオルトフォンの初期カートリッジにはさまざまなバリエーションがあります。それらの中でも初期の製品に属し、「ツノ付き」と呼ばれるカートリッジが、Type ABとCB、さらに変種のADです。この「ツノ付き」タイプは、ほぼ全てにおいてカートリッジ下面のメタルカバーにFONOFILM表記があることから、1950年台初期までのORTOFONブランドが使われる前の製品であると推測されますが、ORTOFONブランド確立後も放送局用にFONOFILMのブランドで納入されていた可能性はあります。というのも、短期間で作ったとは思えないほど多くのバリエーションが存在するからです。バリエーションのもっとも分かりやすい違いは本体の色で、オルトフォンならではの黒色の他にアイボリーのものがあります。また、AB、CBの呼称通り、カンチレバーにもAタイプとCタイプがあり、それらの中にまた78rpmタイプと33/45rpmタイプがあります。さらに、カートリッジ正面に刻印で大きくAB、CBと表記されているもの、78rpmあるいは33/45rpmと刻印されているもの、その両方が刻印されているもの、さらには針が上から見られるようにその部分が斜めに大きく削られているもの(Cタイプなどによく見られます)などがあります。加えて、トーンアーム接続部の樹脂の丸棒の色も黒の他、赤や青、茶色のものなどがあります(当初は針先径に合わせて色を変えていたようです)。また、放送局用に出荷されているとすれば、インピーダンス違いなども存在する可能性があり、一口に「ツノ付き」といっても分類するのに困るほど多種多様のタイプが存在しているのです。おそらく、Ortofon本社でもこれら詳細についての資料は残っていないのではないでしょうか。これらの違いとは別に、このABやCBというのは実はType Bであるという説があります。Type Bにカンチレバー形状の表記であるAやCを付けたのではないかということですが、Type Bはまた別に存在しており、AB/CBとはまた別のブロードキャストタイプとなります。事のついでにType ADについても書いておきます。ADは、カンチレバーの先が小さくY字に分岐しており、Y字の先端にそれぞれLP用と78rpm用の針が傾けて取り付けてあり、カートリッジを左右に傾けることによってLPとSPを切り替えることが出来るという一風変わったカートリッジです。ADをオルトフォン初のトーンアームA-212へ付けた姿はなかなかの風情です。前置きが長くなりました。当モデルはType ABの黒色モデルで、正面には78rpmと白抜き刻印がされていますが、針先はLP用の25ミクロン針に交換されています。音は非常に力強く、後期のC-25Aなどと比べると音量がまるで違って聞こえるほどです(実際インピーダンスの関係で音量が大きくなっている可能性もありますが)。野太い音が前に出てくる分、当然ながらレンジはそれほど広くは感じられませんが、決して音が伸びていないというわけではなく、むしろ高域のきらびやかさなど絶妙の音作りというべきです。初期Ortofonの音が存分に楽しめるのではないでしょうか。カートリッジは針および、ダンパー交換を含め、フルメンテナンス済で、その後は試聴しか行っておりません。初期の2ピン出力の端子となりますので、例によって専用端子で4ピンアームへ取付けられるようになっております。オルトフォンの2ピン対応の古いアームやEMTタイプ のアームを使われる場合は、端子を取り外して納品されていただきます。付属品は針カバーのみとなります。

¥350,000