サイン一覧

SP000075

僅かな録音のみ残したフランスの知る人ぞ知るテノール、ルイ・アルノー(Louis Arnoult, 1901–?)の手紙。薄い紙に力強い筆跡で書かれています。12月25日の日付と署名。
《火刑台のジャンヌ・ダルク》について書かれているようです。

210×266mm 青インクによる直筆。

¥ 5,000

SP000074

フランスのバス歌手、ピエール・フルマンティ(Pierre Froumenty, 1897-1975)の手紙。内容は分かりませんが、美しい筆跡で書かれています。1952年1月2日の日付と署名。鉛筆の書込みにあるように、クリュイタンスの《ペレアスとメリザンド》でアルケルを歌った録音等を残しています。121×170mm 墨色インクによる直筆。

¥ 6,000

SP000032

戦後のオペラ座、オペラ・コミックで活躍した名バリトン、ミシェル・ダン(Michel Dens, 1911–2000)のサイン入り写真。短い献辞が添えられています。ダンはPathé専属だったため比較的多く録音を残しました。『愛の歌』など堪えられません。88×140mm 光沢印画紙カラープリント,青インクペンよるサイン。

¥ 15,000

SP000025

アルフレッド・レーヴェングート(Alfred Loewenguth, 1911-1983)が、ボゴタの知人(あるいはファン)に宛てた手紙で、レーヴェングート四重奏団のメンバー全員のサインが入った写真が同封されたようです。手紙と写真には1953年の日付が入っています。手紙には、チェリストのバシューが病気から回復したことや、プロコフィエフやラヴェル、ドビュッシーを録音したことが書かれており(おそらくDGGへの録音)興味深いところです。写真は今も営業を続けているパリのアルクール写真館のもので、100×148mmの葉書サイズの光沢印画紙です。若干の折れ、汚れなどありますが、おおむね良い状態です。薄紙の便箋はおよそA4サイズ、封筒はハガキ封筒サイズです。便箋はそれなりの傷み等がありますが、破れなどはありません。封筒は大きく破れています。

¥ 40,000

SP000058

ジャック・ジャンセン(Jacques Jansen, 1913–2002)はバリトン・マルタンとして、同年代に活躍したカミーユ・モラーヌと並び称される名歌手です。バリトン・マルタンは、やや軽めの声でバリトンの声域よりも高い部分まで歌いこなすことのできる歌手のことで、18世紀に活躍したマルタンというバリトンが始祖とされていますが、実際にバリトン・マルタンというものが認知されるようになったのは、ドビュッシーの《ペレアスとメリザンド》以降ではないでしょうか。ジャンセンとモラーヌの2人もペレアスを当たり役としており、いくつかの録音を残している他、アンゲルブレシュトの指揮で1日違いのダブルキャストで出演したものを聴くこともできます。ジャンセンとモラーヌは同世代でレパートリーも重なっていたことから、現役の頃からなにかにつけて比較されていたようです。ジャンセンはモラーヌに比べると、いく分直線的であえて細やかな表現を覆い隠すような歌い方をしますが、それがまたジャンセンを特徴づける魅力ともなっています。しかし、モラーヌとジャンセンを俎上に載せるなどというのは野暮というものでしょう。ただ一つ、見てくれという意味においてはジャンセンは長身の美男子であったため、舞台などでは一際映えるものがあったそうです。102×148mm 光沢厚紙印画紙プリント。もともとはパリのスタジオ・アルクールで撮影したものですが、若干プリントが荒い感じもあり、おそらくGreffという会社で複写プリントしたのではないかと思います。写真下にはなかなかの達筆で献辞と署名が入っています。

¥ 30,000