サイン一覧

SP000053

フェルッチョ・タリアヴィーニ(Ferruccio Tagliavini, 1913-1995)はイタリアのリリック・テノール。イタリア歌劇団公演などで数度来日し、力強く豊かな表現で観衆を魅了した。殊にリサイタルでの甘い歌声は語り草となってる。105×146mm 光沢印画紙プリント。《メフィストフェレ》より。黒が強い写真なので見難いものの、青インクによるサイン。

¥ 25,000

SP000052

ジュゼッペ・タッデイ(Giuseppe Taddei, 1904-1962)は、ジェノヴァ出身のバリトン。1936年のセラフィン指揮の《ローエングリン》でデビュー。戦争による中断を挟んで、1945年ザルツブルク、1946年にはウィーン国立歌劇場にデビューした。1986年ウィーン国立歌劇場における40年間の歌唱を表彰され「宮廷歌手」の称号を授与された。1956年第1回イタリア歌劇団公演のメンバーとして来日した他、1995年に藤原歌劇団の招きで約40年ぶりに再来日をしている(以上、Wikipaediaから抜粋)。122×167mm 印画紙プリント。達筆すぎて読めませんが、白インクによる献辞と署名。1954年の日付。

¥ 20,000

SP000051

アメデオ・ベルディーニ(Amedeo Berdini, 1919–1964)は、イタリアのドラマティック・テノール。1948年頃サン・カルロ劇場でデビュー。歌曲や宗教曲でも活躍し、1952年法皇ピウス12世の御前演奏に出演した他、フルトヴェングラー指揮サンタ・チェリーリア管弦楽団による《第九》のソリストにもなっている。1964年にはサン・カルロ劇場の《カヴァレリア・ルスティカーナ》や《道化師》に出演したが、病によって急逝した。録音は少なく、チェトラの歌劇録音の脇役にとどまるが、RAI(イタリア放送)の歌劇放送には数多く出演したという。103×148mm 光沢印画紙。達筆すぎて読めませんが、白インクによる献辞と署名。

¥ 20,000

SP000050

フランコ・ベヴァル(1904-1962, Franco Beval)は、ポーランド出身のドラマティック・テノール。1935年ワルシャワ歌劇場でデビューした後、1940年スカラ座でデビュー。コヴェントガーデンなどヨーロッパ各地の歌劇場にも出演した。ポーランド出身で最も成功したドラマティック・テノールと言われている。104×146mm 印画紙プリント。達筆すぎて読めませんが、青インクによる献辞と署名、1953年の日付。

¥ 20,000

SP000049

アルド・ベルトッチ(Aldo Bertocci, 1915–2004)は、1940年代から70年代にかけてイタリア・オペラを中心として主にスカラ座で主役、脇役を演じ、現代オペラの初演にも多数参加。1960年にはカナダでオテッロ役も歌った(以上、フランコ酒井著『失われた声を求めて』より)。105×150mm 光沢印画紙。青インクによる署名。

¥ 15,000

SP000058

ジャック・ジャンセン(Jacques Jansen, 1913–2002)はバリトン・マルタンとして、同年代に活躍したカミーユ・モラーヌと並び称される名歌手です。バリトン・マルタンは、やや軽めの声でバリトンの声域よりも高い部分まで歌いこなすことのできる歌手のことで、18世紀に活躍したマルタンというバリトンが始祖とされていますが、実際にバリトン・マルタンというものが認知されるようになったのは、ドビュッシーの《ペレアスとメリザンド》以降ではないでしょうか。ジャンセンとモラーヌの2人もペレアスを当たり役としており、いくつかの録音を残している他、アンゲルブレシュトの指揮で1日違いのダブルキャストで出演したものを聴くこともできます。ジャンセンとモラーヌは同世代でレパートリーも重なっていたことから、現役の頃からなにかにつけて比較されていたようです。ジャンセンはモラーヌに比べると、いく分直線的であえて細やかな表現を覆い隠すような歌い方をしますが、それがまたジャンセンを特徴づける魅力ともなっています。しかし、モラーヌとジャンセンを俎上に載せるなどというのは野暮というものでしょう。ただ一つ、見てくれという意味においてはジャンセンは長身の美男子であったため、舞台などでは一際映えるものがあったそうです。102×148mm 光沢厚紙印画紙プリント。もともとはパリのスタジオ・アルクールで撮影したものですが、若干プリントが荒い感じもあり、おそらくGreffという会社で複写プリントしたのではないかと思います。写真下にはなかなかの達筆で献辞と署名が入っています。

¥ 30,000