2010年07月一覧

HDDのダウンサイジング引越しの巻 その2

SSDを買ってきたのはいいですが、引越し元のシステムディスク(Cドライブ)は2TBの半分の1TBですから(そのうち使用しているのは150GBほど)、データを整理しなければいけません。音楽データや画像など、頻繁に使わないファイルをDドライブへ移動することにして、ざっと150GBから80GBほどにスリムアップしました。あとは、このCドライブのパーティションを縮めて丸ごとSSDへ移せば完了です……しかし世の中それほど甘くはありませんでした。

Partition Masterでは、Windowsシステムのコピー(HDD引越し)はHDD丸ごとのコピーしか対応しておらず、Cドライブだけのパーティションコピーではシステムが移行できないのです。さりとて2TBのHDDを丸ごと128GBのSDDにコピーできるわけもなく……。有料の移行ソフトの中にはダウンサイジング引越しというものが可能なものもあるのかもしれませんが、おそらく一生に1度あるかないかというダウンサイジング引越しのためにお金を払うのも面白くないので、有料ソフトは最後の手段に取っておくことにします。

調べてみると、HDDの一番初めにはMBR(Master Boot Record)なるものが書き込まれていて、そこにHDDのパーティションの数やサイズが書き込まれているのだそうな。それならば、Partition MasterにRebuild MBRというメニューもあることだし、パーティションをコピーした後に何とかしてMBRをコピーすればどうにかなりそうではありませんか。

さっそく、縮めたCドライブパーティションをSDDへコピーして、Rebuild MBRを実行しますが、起動せず。そうそう簡単には行かないようです。調べを進めると、Windows XPにはMBRの修復コマンドがある他、WindowsをCDから起動して修復インストールするという手もあるそうなので早速実行してみました。しかし、SSD自体を認識していないようで上手くいきませんでした(何かするごとに、Rebuild MBRもしてみましたが変化なし)

とにもかくにもMBRさえコピーできれば何とかなりそう、という根拠の薄い自信に基づいて調べを進めると、こんなコアなページも見つけました。しかしこのような方法も相当にややこしそうなので、最後から2番目の手段にしておきます。

そして見つけたのが、Disk GeniusのBackup/Restore Partition Table機能でした。さっそくHDDのパーティションテーブルをバックアップして、SSDにレストアしてみます。途中いくつかエラーメッセージが出てきましたが、そこは目をつぶります。起動してみると、今までなら止まっていたマザーボードのスタートアップ画面を通り過ぎてWindowsのロゴ画面まで進みました。遂に……と思ったら、そこでコンピューターがシャットダウン、再起動を繰り返してしまいます。しかし少しは前進したというものです。

沈思黙考すること数分。閃きました。HDDには100GBに縮めたCドライブのパーティションの他にDドライブとして使っていた1TBのパーティションもあり、MBRには当然こちらのパーティション情報も書き込まれているはずです。このDドライブのパーティションを削除すれば、HDDのMBRからDドライブのパーティション情報が削除され、Cドライブだけのパーティション情報が書き込まれるはずです。そうすれば、同じ1つのパーティションのSSDとほぼ同じ構成となるはずです。

イライラしながらDドライブをフルバックアップしてから、そのパーティションを削除、再起動、HDDからBackup Partition Table、SSDにRestore Partition Tableと進めていきます。心なしかレストア時のエラーメッセージも少ないようです。

結果からいうと、これらの作業で無事SSDからの起動に成功しました。MBRエラーが原因ではないかと思われるちょっとした挙動不審はありましたが、数度の再起動によってWindowsが勝手に最適化してくれたようです。

しかし、これらの作業中恐るべき事実が発覚したのです。

つづく。


HDDのダウンサイジング引越しの巻 その1

今週は、どうにもこうにもパソコンに振り回された1週間でした。

そもそもの始まりは、手狭になった320GBのHDDを、価格の安くなった大容量2TBのHDDへ思い切って交換したことでした。近頃は素晴らしいフリーソフトが数多く出回っており、その中の一つEASEUS Partition Masterを使えば、データやアプリケーション、OSごと(というかディスク丸ごと)簡単に移行できるのです。

実にあっさりと無事移行できたのはいいのですが、いざ使ってみるとこれがどうにも遅いのです。アプリケーション一つ開くのにもHDDに長々とアクセスして、忘れた頃になってやっと起動するといったありさまです。さすがに仕事にも支障をきたすような遅さなので、HDDをAHCIモードにしたり、ページングファイルを別のドライブにしたり、レジストリを書き換えたりと色々な対策をほどこしたのですが、結果は多少早くなった程度で、とても満足できるようなものではありませんでした。特に、仕事の都合でAcrobatとPhotoshopを使うようになってからは怒りが爆発(というほどでもないですが)、根本的な対策として更なるHDDの交換を画策することにしました。

購入した2TBのHDDは回転数が5400rpmのもので、今まで使っていたものが7200rpmだったことから、その速度差が問題なのではないかと推理し、10000回転以上のものでも購入しようかと思いましたが、いっそのこと随分と価格のこなれてきたSSD(Solid State Drive。いわゆるフラッシュメモリによるHDD)を導入したら速いぞ、という悪魔の声が聞こえてきました。

しかしSSDも一筋縄ではいかないようで、最大の問題点としてその寿命が挙げられますSSDの寿命。しかし、あちこちのページを読み漁った結果、問題よりもメリットの方が大きいであろうという結論、というよりも願望に至り、いそいそと128GBのSSDを買いに走りました。

ここでHDDからSSDに乗り換えて「メデタシメデタシ」となるはずだったのですが、世の中そう甘くはありませんでした。どうやら世間では、HDD丸ごと引越しというものは、より大きなHDDへの移行しか想定していないようで、大きなHDDから小さなHDD/SDDへのダウンサイジング引越しというものが、これほど面倒なことだとは夢にも思はなかったのです。

つづく。


USSR Melodiya C10 30205 000

014187
ショスタコーヴィチ ピアノ・ソナタ第1番,アフォリズム op. 13,前奏曲とフーガ第15番,スクリャービン ピアノ・ソナタ第5番
オレグ・ヴォルコフ(pf)
赤-ゴシック文字,GGやや厚手プレス,ステレオ
初出盤
NM+

USSR Melodiya R10 01297

014188
バッハ イタリア風変奏曲 BWV 989,半音階的幻想曲とフーガ BWV 903,ブラームス シューマン変奏曲 op. 9,メンデルスゾーン 厳格な変奏曲 op. 54
アレクサンドル・ムンドヤンツ(pf)
赤-Russian Disc,GGやや厚手プレス,初出盤
1990年録音,若い!
NM+


France Discophiles Français DF 86

014180
『フランスのピアノ音楽』ラモー 5つの小品,クープラン 5つの小品,ラヴェル 《クープランの墓》,ドビュッシー ラモーを讃えて
マルセル・メイエル(pf)
地図,FD,布装ジャケット
全体に軽めのキズ,2面内周部1周にわたる横キズ,2、3周回ほど大きなノイズが出る,ジャケット書き込み等
NM- / EX

France BAM LD 061

014182
『17世紀のドイツの歌』エルレバッハ 《調和の喜び》,H. アルベルト,シュッツ,ハンメルシュミット,J. W. フランク の歌曲
ジェローム・ピエルソー(t) シルヴィー・スピケEns.
白/赤,GG厚手プレス,モノラル,25cm
NM

France Columbia FCX 181

014173
シューベルト 『歌曲集』楽に寄す,春に,悲しみ,ガニュメード,緑の歌,糸を紡ぐグレートヒェン,愛しき御方の傍で,若い尼僧,シルヴィアに,水の上に歌う,夜のスミレ,ミューズの子
エリザベート・シュワルツコップ(s) エドウィン・フィッシャー(pf)
紺/銀,GG厚手プレス,棒スピンボードジャケット,大判対訳
3版あたりになる,ジャケット多少の汚れ等
NM

Germany Deutsche Grammophon 30543 EPL

014158
ワグナー 《さまよえるオランダ人》《ニュルンベルクのマイスタージンガー》よりアリア
フランツ・フェルカー(t) イルムガルト・ラングハンマー(s) o.伴奏
チューリップ,ドーナツ,17cm 45rpm
NM+