SPECIALITY一覧

SP000075

僅かな録音のみ残したフランスの知る人ぞ知るテノール、ルイ・アルノー(Louis Arnoult, 1901–?)の手紙。薄い紙に力強い筆跡で書かれています。12月25日の日付と署名。
《火刑台のジャンヌ・ダルク》について書かれているようです。

210×266mm 青インクによる直筆。

¥ 5,000

SP000068

Barco EMT時代のTSD-15 楕円針です。現在でもヨーロッパ系モニターサウンドの標準となっているステレオカートリッジの名器です。1990年頃製造のものと思われます。現行品よりも濃密な音がすると言われています。針先は使用僅少。針先チェックとダンパー調整済です。指掛けが少し退色しています。

SOLD

SP000067

Barco EMT時代のTND-65です。非常に珍しいTSDベースの78回転SP盤用カートリッジとなります。EMTのモノラルおよび78回転SP用カートリッジは、Ortofonベースのモノラル専用カートリッジであるOFDシリーズとは別に、自社開発のステレオカートリッジTSDをベースとした、TMD/TMDがありました。TMD/TNDの開発された背景として、放送用機器としてTSDと音質の統一を図りたかったことや、カートリッジ重量や針圧の統一によってクイック・チェンジが可能となったこと、ハイコンプライアンスのカートリッジによってより音溝の情報を取り出したいという欲求などがあったと考えられます。モノラルLPや78回転SPをTSDの現代的モニターサウンドで再生することができます。1990年頃製造のものと思われます。針先は使用僅少。針先チェックとダンパー調整済です。ケース内のプラスチックモールドが黄ばんでいます。

SOLD

SP000064

EMT Studiotechnik ドイツ時代後期のOFD-65未開封品。78回転SP盤用のカートリッジとなります。EMTのOFDシリーズは、元々EMTがOrtofonへ設計製造依頼したもので、その後自社で製造するようになってから現在に至るまで、初期設計の頃と同じ構造を保っています(おそらくコイルの巻線まで同じ仕様と思われます)。ある意味生きた化石のようなカートリッジで、製造中止の憂き目に遭うまでは、初期Ortofonに最も近い現行品カートリッジ、という地位を保っていました。ただ、カンチレバーはEMT独特の形状をしており、縦揺れ(ソリや凸凹など)に対するトレース能力はOrtofonに比べて格段に優れていました(この辺り見事な業務用設計です)。そのため、製盤不良やソリの多い78回転SP用にはかなり使いやすいカートリッジとなっています。製造は2000年代初めから中頃と思われます。ケースのシールに手書きされているシリアルとアルミカバーのシリアル刻印も同一です。OFDシリーズはドイツ時代末期から製造中止となっていましたが、その後業務縮小の上、スイスの企業に買収されましたので、残念ながら相当なオーダー量が見込めなければ、再生産の可能性は望み薄です。

SOLD

SP000063

オルトフォン旧型トーンアーム用のDIN5ピン広角タイプのコネクターです。Preh社製旧型ストレートタイプとなります。

Preh社は、ハーマンからニックス時代のRMA/Gアームに付属していたL型コネクターを供給しておりますので、いわば、純正部品のストレートタイプと言えます。昨今はプレーヤーキャビネットもどんどん厚くなっていますので、L型よりもストレート型の方が扱いやすいようで、L型コネクターのピン部分のみを利用してストレート型に改造したものもよく見かけます(そもそもL型コネクターの用途は、ストレート型では入らない狭い場所で使用するためのものですから、OrtofonがなぜL型を用いたのか…)

Preh社のDINコネクターも(おそらく何十年ぶりかで)モデルチェンジをしており、現行型は固定ネジがプラスであったり、ガイドキーが国産コネクターと同じようなプレスタイプになってしまっています(旧型はダイキャスト)。ほとんど性能、機能とは関係の無い部分まで気になってしまうのは「病膏肓に入る」の最たるものですが、こればかりは止められません。旧型は市場に出回っているものを探す他ありませんので、今後の入手はかなり難しいでしょう。

また、現在でも入手が容易なDeltron社製の同型コネクターは、メッキが弱いため余りおすすめできません。

コネクターのみですので、ハンダ付けによる結線が必要です。線材やRCAコネクターをご提供いただいた上でのトーンアームケーブルの作成も別途有料にて承っておりますので、ご相談下さい。

ある程度数量を確保しておりますので、複数ご希望の場合も対応可能です。

SOLD

SP000032

戦後のオペラ座、オペラ・コミックで活躍した名バリトン、ミシェル・ダン(Michel Dens, 1911–2000)のサイン入り写真。短い献辞が添えられています。ダンはPathé専属だったため比較的多く録音を残しました。『愛の歌』など堪えられません。88×140mm 光沢印画紙カラープリント,青インクペンよるサイン。

¥ 15,000