SPECIALITY一覧

SP000068

Barco EMT時代のTSD-15 楕円針です。現在でもヨーロッパ系モニターサウンドの標準となっているステレオカートリッジの名器です。

1990年頃製造のものと思われます。現行品よりも濃密な音がすると言われています。

針先は使用僅少。針先チェックとダンパー調整済です。指掛けが少し退色しています。

SOLD

SP000067

Barco EMT時代のTND-65です。非常に珍しいTSDベースの78回転SP盤用カートリッジとなります。

EMTのモノラルおよび78回転SP用カートリッジは、Ortofonベースのモノラル専用カートリッジであるOFDシリーズとは別に、自社開発のステレオカートリッジTSDをベースとした、TMD/TMDがありました。

TMD/TNDの開発された背景として、放送用機器としてTSDと音質の統一を図りたかったことや、カートリッジ重量や針圧の統一によってクイック・チェンジが可能となったこと、ハイコンプライアンスのカートリッジによってより音溝の情報を取り出したいという欲求などがあったと考えられます。

モノラルLPや78回転SPをTSDの現代的モニターサウンドで再生することができます。

1990年頃製造のものと思われます。針先は使用僅少。針先チェックとダンパー調整済です。ケース内のプラスチックモールドが黄ばんでいます。

¥95,000

SP000066

今年はレコード関連のカレンダーを2点も紹介することになってしまいました。

東京のオペラ界では著名なプロデューサーであり、レコード・コレクターでもある「フランコ酒井」氏制作による『2019年 バリトン歌手レコード・カレンダー』です。2年前のテノール、昨年のソプラノに続く第3弾です。

バリトンと言いましても、そこはイタリア・オペラを中心として活躍したバリトン、それも写真映えするものばかりを集めているあたりに拘りが感じられます。また、ウーゴ・ウガロのような知られざる名手、アルド・プロッティのように海外では『アリア集』が発売されていない歌手のレコードなど、バリトン通も唸らせる盤選がなされています。

裏面に解説などがあれば良かったとも思うのですが、そこは自著『失われた声を求めて』を参照せよ、とのことなのでしょう。

ハガキサイズ 厚手紙 片面カラー16枚組。プラスチック製のスタンドが付属します。

このカレンダーもルーセル・カレンダー同様、世界に2つと無い企画ではないかと思います。バリトンこそ声の王様、オペラは《マクベス》に限る、という方などにお薦めする次第です。

フランコ酒井氏本人からか、当店でしか買えないレアものです。

¥1,000
在庫 10

SP000065

コレクターの数だけコレクションの形あり。それらの中でも、およそ最も無用と目されるものの一つが作曲家、アルベール・ルーセルではないでしょうか。交響曲、室内楽曲、歌曲など数多ある作品の中でも知られているのは《蜘蛛の饗宴》ただ1曲。それも即座にメロディを口ずさめる人がどれほどいるでしょうか。時に荘重、時に晦渋な作風は、どこを切り取っても有名曲となる素地が見当たりません。しかし、そんなルーセルであるからこその魅力的な作品があるのもまた真実です──セレナード、弦楽四重奏曲、いくつかのピアノ曲、歌曲など。

それにまた、無用と謂われるものを集めている時、すなわち必ず転落する岩を持ち上げているシシューポスのごとき時間こそが、コレクターの最も充実した瞬間、美の瞬間、恍惚の瞬間でもあるのです。

意味を成さない前置きとなってしまいましたが、「ルーセルこそが最も尊い作曲家の一人である」と言って憚らないコレクター氏が、何を血迷ったか「2019年はルーセル生誕150年記念である」と宣い、記念レコード・ジャケット・カレンダー制作の暴挙に出ました。

葉書サイズ。厚手の和紙調紙にカレンダーの数字が活版で刷られ、ジャケット写真はインクジェット(調子よく言えばジクレー印刷)にて仕上げてあり、いささか凝った造作となっています。裏面には通り一遍のレコード解説だけではなく、関連する録音や作品など、ルーセル愛好家の面目躍如たる文章がしたためられています。茶封筒もコレクター氏のこだわりが垣間見えます。カレンダー立ては付属しませんので、なにがしかの工夫が要ります。

以下、コレクター氏自薦文。

2019年はフランス近代の大作曲家、アルベール・ルーセルの生誕150年にあたります。これを記念するカレンダーが、ルーセルの音楽をこよなく愛するレコード蒐集家によって制作されました。各月毎に1950年代から60年代初頭にかけてのルーセルの名盤が12枚選ばれ、裏面には採り上げられたレコードについての解説が付されています。解説はルーセルの録音史を辿れる興味深いものとなっており、SP時代の名演奏や稀少なプライベート録音にも触れられています。

およそ全世界を見渡しても、このようなカレンダー、もっと言えば記念品ですら出版される機会は無いと思われます。そのような意味も含め、貴重な一品かと存じます。

無駄こそが最高の美学、と感じられるコレクター諸氏、我こそはルーセル・コレクターの筆頭であるという方にお薦めいたします。

¥1,600
在庫 2

SP000064

EMT Studiotechnik ドイツ時代後期のOFD-65未開封品。78回転SP盤用のカートリッジとなります。

EMTのOFDシリーズは、元々EMTがOrtofonへ設計製造依頼したもので、その後自社で製造するようになってから現在に至るまで、初期設計の頃と同じ構造を保っています(おそらくコイルの巻線まで同じ仕様と思われます)。ある意味生きた化石のようなカートリッジで、製造中止の憂き目に遭うまでは、初期Ortofonに最も近い現行品カートリッジ、という地位を保っていました。

ただ、カンチレバーはEMT独特の形状をしており、縦揺れ(ソリや凸凹など)に対するトレース能力はOrtofonに比べて格段に優れていました(この辺り見事な業務用設計です)。そのため、製盤不良やソリの多い78回転SP用にはかなり使いやすいカートリッジとなっています。

製造は2000年代初めから中頃と思われます。ケースのシールに手書きされているシリアルとアルミカバーのシリアル刻印も同一です。OFDシリーズはドイツ時代末期から製造中止となっていましたが、その後業務縮小の上、スイスの企業に買収されましたので、残念ながら相当なオーダー量が見込めなければ、再生産の可能性は望み薄です。

¥85,000

SP000063

オルトフォン旧型トーンアーム用のDIN5ピン広角タイプのコネクターです。Preh社製旧型ストレートタイプとなります。

Preh社は、ハーマンからニックス時代のRMA/Gアームに付属していたL型コネクターを供給しておりますので、いわば、純正部品のストレートタイプと言えます。昨今はプレーヤーキャビネットもどんどん厚くなっていますので、L型よりもストレート型の方が扱いやすいようで、L型コネクターのピン部分のみを利用してストレート型に改造したものもよく見かけます(そもそもL型コネクターの用途は、ストレート型では入らない狭い場所で使用するためのものですから、OrtofonがなぜL型を用いたのか…)。

Preh社のDINコネクターも(おそらく何十年ぶりかで)モデルチェンジをしており、現行型は固定ネジがプラスであったり、ガイドキーが国産コネクターと同じようなプレスタイプになってしまっています(旧型はダイキャスト)。ほとんど性能、機能とは関係の無い部分まで気になってしまうのは「病膏肓に入る」の最たるものですが、こればかりは止められません。旧型は市場に出回っているものを探す他ありませんので、今後の入手はかなり難しいでしょう。

また、現在でも入手が容易なDeltron社製の同型コネクターは、メッキが弱いため余りおすすめできません。

コネクターのみですので、ハンダ付けによる結線が必要です。線材やRCAコネクターをご提供いただいた上でのトーンアームケーブルの作成も別途有料にて承っておりますので、ご相談下さい。

ある程度数量を確保しておりますので、複数ご希望の場合も対応可能です。

¥5,400

SP000062

エルナ・ベルガー(Erna Berger, 1900-1990)のサイン入り写真。ドイツ・グラモフォン製のポートレート葉書。若かりし頃の写真です。

104×147mm 半光沢印画紙プリント。余白にブルーブラックペンによる署名と1940年の日付。

¥12,000

SP000032

戦後のオペラ座、オペラ・コミックで活躍した名バリトン、ミシェル・ダン(Michel Dens, 1911–2000)のサイン入り写真。短い献辞が添えられています。ダンはPathé専属だったため比較的多く録音を残しました。『愛の歌』など堪えられません。

88×140mm 光沢印画紙カラープリント,青インクペンよるサイン。

¥15,000