カートリッジ一覧

SP000064

EMT Studiotechnik ドイツ時代後期のOFD-65未開封品。78回転SP盤用のカートリッジとなります。

EMTのOFDシリーズは、元々EMTがOrtofonへ設計製造依頼したもので、その後自社で製造するようになってから現在に至るまで、初期設計の頃と同じ構造を保っています(おそらくコイルの巻線まで同じ仕様と思われます)。ある意味生きた化石のようなカートリッジで、製造中止の憂き目に遭うまでは、初期Ortofonに最も近い現行品カートリッジ、という地位を保っていました。

ただ、カンチレバーはEMT独特の形状をしており、縦揺れ(ソリや凸凹など)に対するトレース能力はOrtofonに比べて格段に優れていました(この辺り見事な業務用設計です)。そのため、製盤不良やソリの多い78回転SP用にはかなり使いやすいカートリッジとなっています。

製造は2000年代初めから中頃と思われます。ケースのシールに手書きされているシリアルとアルミカバーのシリアル刻印も同一です。OFDシリーズはドイツ時代末期から製造中止となっていましたが、その後業務縮小の上、スイスの企業に買収されましたので、残念ながら相当なオーダー量が見込めなければ、再生産の可能性は望み薄です。

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¥85,000

SP000036

Ortofon SPU-G 1960年台初期のものです。Elliptical表記なく丸針です。

SPUのシリアルナンバーは、未だにはっきりとした読み方が分かりませんが、おそらく1960年代前半製と思われます。

針先交換済で、音出しによる確認も行いましたが問題はありませんでした。

赤箱付。

¥320,000

SP000039

Ortofon type ABのご紹介でも少し触れましたが、本品は、Ortofonの33回転LPと78回転SP兼用のカートリッジと、AD専用アームのA-212(2ピン平行出力のオルトフォンであれば使用可能です)のセットです。

SPからLPへの移行期にオーディオメーカーにはLP、SPどちらも再生できるようなカートリッジが要求され、様々な「兼用型」カートリッジが開発されました。原始的なものでは、小ねじでカンチレバーごと交換できるものや、カンチレバー差し替え型などがありましたが、もう少し便利なところで有名なものが、GEバリレラ針のターンオーバー型やTannoyのカートリッジごと裏返してしまう変形ターンオーバー型などです(考えてみれば随分乱暴な方法ですが)。GEの方式は、バリレラ型だからこそできたアイディアものだと思います。

さてそれではMCの雄Ortofonはどうしたか。これがなんとも驚きの方法でSP、LP兼用針を実現してしまいました。カートリッジには何の手も加えず、カンチレバーの先をY形にし、その2又の先端にそれぞれSP針とLP針を取り付けたのです。そして、専用アームを開発し、カートリッジを左右に少し傾けることによって、SPとLPの切り替えが出来るようにしたのです。この方法の優れている点は、カートリッジ本体にほとんど手を加える必要がないため、音質が犠牲にならないところです(厳密に言えば、針先が少しオフセットされ、傾いたカートリッジの影響はあるのでしょうが、当時のLPの規格と振動系の実効質量を考えれば無視できるレベルであったと考えられます)。

トーンアームはカートリッジを振るため、ガイドピン用に左右の溝が切られている専用設計ですが、通常のAタイプやCタイプでも真っ直ぐに取り付けることができるように考えられています(ガイドピンを多少短くする必要があります)。トーンアームのデザインからは、ABやCBのアイボリータイプを取り付けるのが、最もしっくりとくるようには思いますが。まるでオモチャのようなトーンアームですが、中にはゼンマイ式のバネが入っており、ダイナミックバランス型となっています。針圧は、LPとSP(N)の2種類の切り替えしかありませんが、中間で止めることも可能で、ADを着けた状態でおおむね5gから12gの間で調整できます。トーンアームによって音が驚くほど変わるのは周知の事ですが、こんな(と言っては失礼ですが)アームからよくぞこんな音が出るものか、と驚いてしまいます。材質の吟味はもちろん、ゼンマイバネによる針圧の印加に秘密がありそうです。

カートリッジは針先の確認とダンパー交換済です。おなじみMelodiya盤のLPや久々に入荷したイグナチウスのシベリウスのSPなどで試聴しましたが、まさにオールドOrtofonそのものの音です。

アームは、ところどころに余り目立たない細かな欠損や首振り部の補修などありますが、機能には影響ありません。専用アームレストも付いており、Thorens TD-124用ボードに取り付けてあります。アームケーブルは付属しませんが、別売で制作可能です。コネクターが必要な場合などについてもご相談下さい。

¥420,000

SP000041

Shureなどと共にアメリカMMカートリッジの雄として知られるEmpireの初期のステレオカートリッジです。

黒ボディの替え針に交換されていますが、こちらも純正であったと記憶しています(黒、アイボリー共に非純正品も数多くありますが、カンチレバー形状でおおよそは類推できます)。

当然ですが、MCトランス等を使用することなく、直接フォノイコライザーへ入力可能です。針はほぼ未使用です。

¥50,000

SP000042

Fonofilm A-25D、Ortofon赤エンブレムです。

「FONOFILM」カバーでシリアルナンバーもかなり若い番号となりますが、4ピン出力仕様となっており、シェルそのものも後期型となっています。純正、非純正は分かりませんが、おそらく1度はメンテナンスによってケース交換がなされているものと推察されます。

古いシリアルナンバーのもの特有の押し出しが強く、良くも悪くもアクの強い音ですが、大変魅力的に感じられます。

シェル交換ということで価格は若干安くなっていますが、初期のOrtofonの音が聴けるという意味では貴重です。針先は使用僅少、ダンパー交換済です。

¥180,000

SP000043

Ortofon Type ABカートリッジ、黒色となります。

C-25Dの項でも書いた通りオルトフォンの初期カートリッジにはさまざまなバリエーションがあります。それらの中でも初期の製品に属し、「ツノ付き」と呼ばれるカートリッジが、Type ABとCB、さらに変種のADです。

この「ツノ付き」タイプは、ほぼ全てにおいてカートリッジ下面のメタルカバーにFONOFILM表記があることから、1950年台初期までのORTOFONブランドが使われる前の製品であると推測されますが、ORTOFONブランド確立後も放送局用にFONOFILMのブランドで納入されていた可能性はあります。というのも、短期間で作ったとは思えないほど多くのバリエーションが存在するからです。

バリエーションのもっとも分かりやすい違いは本体の色で、オルトフォンならではの黒色の他にアイボリーのものがあります。また、AB、CBの呼称通り、カンチレバーにもAタイプとCタイプがあり、それらの中にまた78rpmタイプと33/45rpmタイプがあります。さらに、カートリッジ正面に刻印で大きくAB、CBと表記されているもの、78rpmあるいは33/45rpmと刻印されているもの、その両方が刻印されているもの、さらには針が上から見られるようにその部分が斜めに大きく削られているもの(Cタイプなどによく見られます)などがあります。加えて、トーンアーム接続部の樹脂の丸棒の色も黒の他、赤や青、茶色のものなどがあります(当初は針先径に合わせて色を変えていたようです)。また、放送局用に出荷されているとすれば、インピーダンス違いなども存在する可能性があり、一口に「ツノ付き」といっても分類するのに困るほど多種多様のタイプが存在しているのです。おそらく、Ortofon本社でもこれら詳細についての資料は残っていないのではないでしょうか。

これらの違いとは別に、このABやCBというのは実はType Bであるという説があります。Type Bにカンチレバー形状の表記であるAやCを付けたのではないかということですが、Type Bはまた別に存在しており、AB/CBとはまた別のブロードキャストタイプとなります。

事のついでにType ADについても書いておきます。ADは、カンチレバーの先が小さくY字に分岐しており、Y字の先端にそれぞれLP用と78rpm用の針が傾けて取り付けてあり、カートリッジを左右に傾けることによってLPとSPを切り替えることが出来るという一風変わったカートリッジです。ADをオルトフォン初のトーンアームA-212へ付けた姿はなかなかの風情です。

前置きが長くなりました。当モデルはType ABの黒色モデルで、正面には78rpmと白抜き刻印がされていますが、針先はLP用の25ミクロン針に交換されています。音は非常に力強く、後期のC-25Aなどと比べると音量がまるで違って聞こえるほどです(実際インピーダンスの関係で音量が大きくなっている可能性もありますが)。野太い音が前に出てくる分、当然ながらレンジはそれほど広くは感じられませんが、決して音が伸びていないというわけではなく、むしろ高域のきらびやかさなど絶妙の音作りというべきです。初期Ortofonの音が存分に楽しめるのではないでしょうか。

カートリッジは針および、ダンパー交換を含め、フルメンテナンス済で、その後は試聴しか行っておりません。初期の2ピン出力の端子となりますので、例によって専用端子で4ピンアームへ取付けられるようになっております。オルトフォンの2ピン対応の古いアームやEMTタイプ のアームを使われる場合は、端子を取り外して納品されていただきます。付属品は針カバーのみとなります。

¥350,000

SP000023

Ortofon SPU-A 1960年代初期のものです。Elliptical表記のない丸針です。

SPUのシリアルナンバーは、未だにはっきりとした読み方が分かりませんが、おそらく1960年代前半製と思われます。観察した限りにおいてはオリジナルの仕様を良く保っています。

Aシェルに限ったことではありませんが、SPUはカートリッジ本体が入れ替わったもの、シェルが交換されたものなども多く、シリアル番号だけでは分からない部分が多々あります。悪意を持って交換されたものは論外ですが、当時のOrtofon(日本の場合は代理店)に修理に出した結果として、シェルなり本体なりが交換されているケースも多く、この場合は純正の修理となる訳ですから、オリジナルと称して良いかどうか悩ましいところです(修理に出したら、丸ごと交換で現行品が戻ってきたというような笑えない話もあるようです)。いずれにしても、注意深く観察すれば、交換があったかどうかはかなりの確度で知ることができます。

針先交換済で、音出しによる確認も行いましたが問題はありませんでした。

赤箱付。

SOLD

SP000026

Ortofon A-65Dです。78回転SP盤用のカートリッジとなります。

60年代に入ってからのものだと思います。内部に「DIAM.65」の表記があります。

緑色のバッジ(65μmm針であることを表しています)が腐食などにより若干傷んでいます。針カバー付。

SOLD

SP000022

Ortofon SPU-G 1960年台初期のものです。Elliptical表記なしの、丸針です。

SPUのシリアルナンバーについては諸説紛々で、未だにはっきりとした読み方が分かりませんが、おそらく1960年代前半製と思われます。

針先交換済で、音出しによる確認も行いましたが問題はありませんでした。

赤箱付。

¥320,000